【物流】ベトナムでは原材料や部品の調達は、まだ輸入に頼る面が多く見受けられます。また港によって日本向けはじめ輸出先の運行状況は異なりますので十分なチェックが必要です。
【人材確保】優秀なマネージャクラスの人財は常に不足しています。また品質保証や生産管理などの人材も不足しています。ワーカーの賃金は現在下降傾向にあり(2009年6月)採用も以前に比べ容易にはなっていますが、マネージャクラスの人財については自社でどう育成していくか?を十分に計画する必要があるでしょう。また、中小企業様の場合は経理の人財については注意を払うべきです。女性が担当する場合が多いですが、出産で長期休暇を取得したり退職してしまってから税務調査が入り困惑されている企業が多く見受けられます。アウトソーシングを考えたり何らかの対策が必要でしょう。
【駐在員】ハノイとホーチミンの市内以外では、日本人向けのアパートや子弟の通うスクールなどは、ほとんど整備されてはいません。交通手段も市内から工業団地に通勤するのはクルマしかないので立地に応じた配慮が必要と思われます。
【通訳とマネージャ】通訳のベトナム人がマネージャとしての能力を持ち合わせていれば、問題は生じないかもしれませんがそういうケースばかりではありません。日本人責任者の意図が正確に通訳→管理者→ワーカーまで伝わっているのか?留意する必要があります。
【インフラ設備】日系の工業団地に入居する場合はあまり心配する必要はありません。しかし地場の工業団地やレンタル工場の場合にはインフラの整備状況や維持管理について留意する必要があります。 |