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工場進出関連

自社工場建設かレンタルか?

 

大企業様の場合は、自社工場建設されるケースがほとんどですが中小企業様の場合は、工業団地に工場を建設する場合に
・リースする土地の資金が大きい(通常は5,000u〜10,000uを50年単位でリース)
という問題が出てきます。その場合には、
・レンタル工場を調査する
・委託加工ができるパートナーを探す
これらの選択肢が考えられます。

工場進出の留意点は?
 

【物流】ベトナムでは原材料や部品の調達は、まだ輸入に頼る面が多く見受けられます。また港によって日本向けはじめ輸出先の運行状況は異なりますので十分なチェックが必要です。


【人材確保】優秀なマネージャクラスの人財は常に不足しています。また品質保証や生産管理などの人材も不足しています。ワーカーの賃金は現在下降傾向にあり(2009年6月)採用も以前に比べ容易にはなっていますが、マネージャクラスの人財については自社でどう育成していくか?を十分に計画する必要があるでしょう。また、中小企業様の場合は経理の人財については注意を払うべきです。女性が担当する場合が多いですが、出産で長期休暇を取得したり退職してしまってから税務調査が入り困惑されている企業が多く見受けられます。アウトソーシングを考えたり何らかの対策が必要でしょう。

【駐在員】ハノイとホーチミンの市内以外では、日本人向けのアパートや子弟の通うスクールなどは、ほとんど整備されてはいません。交通手段も市内から工業団地に通勤するのはクルマしかないので立地に応じた配慮が必要と思われます。

【通訳とマネージャ】通訳のベトナム人がマネージャとしての能力を持ち合わせていれば、問題は生じないかもしれませんがそういうケースばかりではありません。日本人責任者の意図が正確に通訳→管理者→ワーカーまで伝わっているのか?留意する必要があります。

【インフラ設備】日系の工業団地に入居する場合はあまり心配する必要はありません。しかし地場の工業団地やレンタル工場の場合にはインフラの整備状況や維持管理について留意する必要があります。

外資企業への優遇税制
 

ベトナムの法人税標準税率は28%です。ただし外資企業向けの優遇税率が事業分野ごとに設けられています。詳細についてはJETROのサイトならびにこちらでご確認いただけます。



 


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